[ ゲームレビュー ] 2007/10/11(木)
『こいつは一言でしか表現できない。「怪作」』 【メインスタッフ】
シナリオ:
はむぅ 原画:
K 【観点別評価(S〜E)】
シナリオ:
B ビジュアル:
E キャラクター:
- 演出:
B ムービー:
- サウンド:
D システム:
D 【特殊観点評価】
テキスト:
A コストパフォーマンス:
S 点数:
79点 プレイ時間:
約3時間 *ネタバレは可能な限り抑えていますので未プレイの人も安心して続きをお読みください。
.
怪作。そう、こいつはとんでもなく不気味な作品である。
『悪魔の迷宮』というタイトルが示すとおり、このゲームは迷宮を彷徨する物語である。
それは果たして主人公か、それとも貴方か。 表面上は主人公でありヒロインでもある
しおん。悪魔によって迷宮へと叩き落された彼女は、そこに巣食う悪魔や化け物に犯され、そして殺されます。それは彼女自身の力では覆すことなどできやしない。
ならば貴方に課せられた役割はしおんの行動を指示することで、彼女を魔の手からなんとかして救い出すことにあるのです。
もし、あなたに少女を愛でる心があるのなら
小さな手を優しく引いて
悪夢の出口へと導いてあげてください。 これは本編開始時に表示される文章である。そう、製作者自身も貴方にこの少女を守れと命じているのです。
そしてその言葉に従ったが最後、発動した罠はそのまま止まることを知らない。主人公といっしょに貴方もまた、悪魔の迷宮の奥底へと引きずりこまれていく……。
まあそんな感じです。気になった人は是非とも手を出してみてください。この作品は同人のフリーソフト故に
無料でプレイすることが出来ます。 まあ、同人のフリーソフト故にグラフィック、音楽などに関しては難有りですが。なんといってもこの作品を「怪作」と呼ばせるほどのものへと昇華させているものは間違いなくその
文章力にあるので、欠点に関しては目を瞑りましょう。というか、その欠点を差し引いてもおつりが出るぐらい素晴らしいテキストになってます。
後は演出の凝り方でしょうか。間のとりかたや、文章力を活かした演出など、金をかけずして磨き上げられたアイデアによって作られた演出はその文章力を助長している。
ただ、当然のように少女をぶっ壊すことを目的としたゲームなので、そこを考えて。だが、それが苦手だからといってこの作品に触れないのは惜しいなぁと私は思います。
是非とも多くの人に、全てをクリアした後の、
トドメの一文に戦慄してもらいたいなあとw
今後もこの製作者には上質の作品を作ってもらいたいなあ。
【関連リンク】
悪魔の迷宮 公式・配布ホームページ